YUHEI ODA尾田 湧平

中途入社FREAK'S STORE 仙台店 店長(2024年現在:事業推進部 事業推進課)

Q.入社前の経歴とデイトナを知ったきっかけを教えてください。

A.「これまで販売員や営業マンを経験。もともとネットを通じてデイトナに興味を持った」

初めての仕事はアパレルの販売員でした。高校を出てから22歳まで地元・山口にあるセレクトショップで働き、その時に知り合った方に誘われ、福岡にあるアパレルメーカーに服飾・雑貨の企画営業として1年間働きました。
生まれ故郷を離れて知らない土地に移ったことで、視野が広がり、成長できましたね。

デイトナのことはもともと知っていて、企業ブログが面白く、スタイリングがかっこいい会社だな、という印象を抱いていました。ただ、知っていたとはいえ、住んでいた街に実店舗が無かったので、あくまでネットで得た知識という程度でしたけどね。

Q.なぜデイトナを受けようと思ったんでしょうか?

A.「当時の勤務地に新店舗がオープンすると知り、どんな会社か知りたいと思った」

福岡で働いていた頃、繊研新聞(ファッションの業界紙)を読んでいたら、福岡パルコにフリークスストアがオープンすると知って応募しました。
とはいえ、本気で働きたい!というよりは、在職中でしたし、どういうお店なのか、入社すればどんなスキルが身に付くのか、これから会社がどう発展していくのか、などを知りたいだけでした。
ただ、実際に面接官と話していくうちに、ここで働きたい、と強い気持ちが芽生えたんですよね。

Q.面接で強い気持ちが生まれた理由とは?

A.「デイトナなら好きなことを長く続けられると確信を得たから」

僕自身、その時期働くことに悩んでいて……。
営業マン時代はBtoBで働いていたんですが、本当はBtoCをしたい、販売員になって接客をしたい、と思っていました。ただ同時に、販売員は若いうちにしかできない、年齢を重ねたら店舗に立てないんじゃないか、不安を感じてました。
だったら営業を続けた方が安心できるんじゃないかな、と自分を押し殺していたんです。

「好きなことか安定か」で悩んでいた時に面接を受け、その想いをぶつけんたんです。そしたら、面接官から「年齢を重ねても働く。そんな先輩たちの背中を見てほしい」と言われ、ここで働く理由を見いだせました。
中途入社なので、今までやってきた販売員や営業マンとしてのキャリアもここで活かせるし、スキルアップも可能。しかも大好きな服に携われる。すべてが繋がったと思いました。

Q.デイトナ入社後はどんなキャリアアップをされましたか?

A.「福岡で販売員からスタートし、新店舗の立ち上げをしたく仙台へ異動」

フリークスストアの福岡パルコ店で販売員として1年半働き、その後、仙台店へ。ここに来てから1年半後にメンズのカテゴリーリーダーになり、1年の経験を得て店長に昇格しました。

仙台に来たのは自分自身の希望です。一度福岡パルコ店のオープンを経験して、もう一度、新店舗の立ち上げをやりたいと思うようになりました。しかも馴染みのない場所で。新店舗ならどこでも行くと希望を出していたので、仙台へ来ないか?と言われた時は二つ返事で快諾しました。
新しいお店を作ることは大変なんですが、やはり何物にも代え難い経験が得られるんですよね。既存店には固定客がいて、やり方も決まっている。一方、新店舗はイチから自分たちで作り上げる。これってなかなか体験できないことなんですよ。だからこそやる価値がある。

Q.店長になって苦労したことは?

A.「『数字』ばかりを見ていたことで信頼を失った」

店長に就任して1年目の時期です。その時の僕は、「数字」しか見ておらず、スタッフのケアを考えていなかった。そのせいで仕事以外の会話がなくなり、みんなのモチベーションも低下し、信頼が無くなりかけていました。その頃は業績も良くはなかったです。
店長になって1年を過ぎたあたりから、信頼を取り戻さないといけないと気付き、困った時は支え合える環境を作り、休憩時間を一緒に過ごすなど日頃から密なコミュニケーションを取るなかで、仙台店の雰囲気もよくなっていきました。コミュニケーションの大切さに気付いてからは、売上も上がりましたね。

なので、店長の最も大切な仕事は、スタッフのモチベーション管理。いつも「毎日お店に来たくなる職場環境をみんなで作ろう」と言って、楽しく働ける環境作りに努めています。

Q.販売員からカテゴリーリーダー、そして店長と昇格していっていますが、昇格するために大切なことは?

A.「スキルの習得は必要だが、一番大切なのは、なりたいと思う強い気持ち」

必要な要素は「マインド」と「スキル」。スキルについては自ら足りない部分を自覚して、日々意識しながら習得していくことが必要ですが、それ以上に大切なのは「マインド」ですね。足りないスキルがあっても「がんばる!」という前向きな気持ちをもって、ちゃんと努力すれば結果はついてくると思います。

僕は店長になる前、「店長になりたい」と言い続けていました。自分でひとつのお店を担当したいという憧れがあり、なりたい意思が自分を店長へと昇格させてくれました。
もちろん、やるべきことはやっていないといけませんよ。販売員時代は、戦略を立てて売上を伸ばす努力をしていたから、カテゴリーリーダーになれた。そのうえで大切なことは、「なりたいと思う気持ち」です。

Q.仙台店ではどんなスタッフが働いていますか?

A.「年代がバラバラのメンバーは互いを助け合う気持ちを持っている」

20代から40代まで年代がバラバラ。結婚して子育て中のメンバーもいますよ。子供の急用で家庭を優先しないといけない時は、動けるスタッフが抜けた穴を埋めるなど、互いを助け合うという意識を常に持っています。
また、月イチで遊ぶなど職場以外でも仲良くしています。先日は、みんなで海に行ってバーベキューをしました。

Q.デイトナの良い点とは?

A.「憧れられる先輩、育ててくれた上司、個性をファッションで表現できる人、と素晴らしい『人』がいる」

良い点は「人」。デイトナには先を歩く先輩がいるので、自分がどんなキャリアアップが可能か想像できるんです。しかもこうなりたいと思わせてくれる方々ばかり。
自分を育ててくれる人もいます。カテゴリーリーダー時代、後輩の教育やスタッフのケアを怠っていたことがあったんです。その時の上司に叱られ、周囲を見ることの大切さを教えてもらいました。その指導のおかげで、自分の足りていない部分を知ることができ、埋める努力ができた。

ファッションに関しては各自が好きなファッションスタイルを持っていますね。例えばサーフィン好きならサーファーらしいファッションで決めていて、着ている服を見ているだけでパーソナリティが分かる。そうやって服で個性を表現できる人って、自分を持っている。その姿がかっこいいので憧れます。

Q.今後はどんなキャリアを形成していきたいですか?

A.「チームで店を作るという成功体験を他店舗にも伝授していきたい」

仙台を出て他店舗で店長に、またはエリアマネージャーになり、自分が得た「チームでお店を作っていく」という経験を他のお店に伝え、そこを成長させられたら、と思っています。なので、次の仙台店の店長育成も行っています。
店長の就任は会社が決めることですが、誰が店長になっても一番下のスタッフからカテゴリーリーダーまでチームで動く、という仙台店の強みだけは、維持していってほしいですね。そう思って、今も「チーム力」の強化をしていっています。

※本文中の所属・業務内容は2019年8月時点のものとなります。