YUKA ISHINO石野 由佳

中途入社FREAK'S STORE 岡山店 店長(2023年現在:SBU部 Freada )

Q.フリークスストア岡山店に来る前のキャリアを教えてください。

A.「東京で販売員としてキャリアをスタート。その後パートナーと共に岡山へ移住」

元々東京でヨーロッパ古着を扱うブランドや、レディースのアパレルブランドで販売員をしていました。
31歳の時に当時の恋人で現在の夫が岡山に転勤することになり、そのタイミングで結婚することを決めて、生まれ育った東京から岡山に引っ越してきたんです。

岡山への移住後もアパレルで働きたかったのですが、当時は働きたいと思うブランドがなく、前職にあたる老舗高級ブランドに就職して、バッグの販売員をしました。
そこでは多くのことを学べたのですが、同時に窮屈さも感じていましたね。老舗なので、ブランドの確たるイメージがあり、そのイメージに自分を合わせないといけない。個性はあまり必要とされず、企業の方針に沿ったマニュアルに従って、働かなければいけませんでした。

装いにも規定があり、決められた制服を着て、ネイルも髪もメイクも華美にするのはNG。でも、好きな色のネイルを塗り、その日の気分に合わせた洋服やメイクをしたいじゃないですか。そういうこともあり、またアパレルで働きたいなという気持ちが高まり、漠然と転職を考えていました。

Q.フリークスストアで働きたいと思ったきっかけは何でしょうか?

A.「自分のカジュアルなファッションとフリークスストアのアメカジスタイルが似ていたから」

岡山へ移住してからファッションの嗜好が変わってきたことがきっかけですね。東京に住んでいた頃よりもカジュアルな装いが好きになり、今まであまり挑戦したことのなかったアメカジに興味を持っていました。
そんな時、岡山に中国・四国地方初のフリークスストアがオープン。その時好きだったスタイルと感覚が近く、親和性がある会社だと思い応募しました。

Q.デイトナへの入社を決めた理由は?

A.「フレンドリーな社風、社員を尊重する姿勢、サポート体制、そして好きな装いで働けること」

面接では当時の店長とエリアマネージャーと話をしました。
その時の2人とのやり取りからフレンドリーな社風を感じ取れたのが大きかったですね。あとはとても熱心に私の話を聞いてくれたことにも有難さを感じました。
「石野さんはどういうキャリアを歩まれたんですか?何が好きですか?」と私を知ろうとする姿に、個人を尊重してくれているんだな、と思ったのを覚えています。「尊重」とはつまり会社のカラーに合わせるのではなく、私のやりたいことをどうすれば実現できるのかを考えてくれるということ。その姿勢に感動し、ここで働きたいと思いました。

入社を決めたその他の理由としては、服装の自由もありますね。フリークスストアの販売員は、「自社のものを2点身に付けること」「その内1点は今期のアイテムであること」を守っていれば、自分のスタイルを活かしてOK。ネイルも髪も自分なりに楽しめる。
好きな格好でいられることは、働く上で大切なポイントでした。自分の着たいものを身に付けられると、毎日が楽しいじゃないですか!

Q.入社後はどんなキャリアアップをされましたか?

A.「契約社員としてスタートし、2度の正社員登用試験を経て正社員に。その翌年に店長へ昇格」

2015年1月に契約社員として入社し、販売員を経験しました。同年にレディースのカテゴリーリーダーに就任し、2016年1月に正社員登用試験を受けたのですが、不合格。1年後に再挑戦し、なんとか合格できました(笑)。
なぜ1回目の試験で落ちたのかというと、「課題解決能力」が足りていなかったからです。正社員登用試験の3ヶ月前から、自店の課題を掘り起こし、その課題を解決するための取り組みを決め、PDCA(※)をしていきます。それを元に面接を受けるものの、面接で披露した私の取り組みは視野が狭く、課題を完全に解決できる内容ではなかったんです。
2回目の試験では、結果につながる対策を組みつつ、今後の改善点についてもきちんと話すことができ、「課題解決能力」の成長を示せたので、合格できたと分析しています。そして正社員になった翌年の2018年、岡山店の店長になりました。

※PDCA=「Plan(計画)」→「Do(実行)」→「Check(評価)」→「Action(改善)」を繰り返し、業務効率化を目指す手法。

Q.岡山店の店長に就任された経緯を教えてください。

A.「店長の席が空き、オファーを貰うも受けるか悩んでいた。しかしサポートすると言われ一大決心」

当時の店長に異動辞令が出て、店長の席が空いた時に私にオファーが来ました。
でも家庭もあるし、出産するかもしれない。そのことを考えると積極的に店長になります!という気持ちにはなれませんでした。その不安をそのまま会社に伝えたら、そうなったとしても出来るかぎり支援をするので大丈夫だからと言われたんです。その言葉を受けて、挑戦してみたいと思い店長になると決めました。

Q.店長になってみていかがでしたか?

A.「『営業対策』と『適切な人材配置』という店長業務は思った以上に大変だった」

こんなに大変とは知りませんでした(笑)。
店長の主な仕事は「営業対策」の軸を決めること。エリアマネージャーと共に年間計画を立て、次に3ヶ月間のクォーター計画を練る。それを元に、店舗スタッフを「売場・商品担当」、「顧客・販促担当」と振り分け、各担当者と対策とスケジュールを話し合い、計画を進めていきます。

ちなみにこの「売場・商品担当」の仕事は、売場変更(本社からの指示のほか、週1〜2回のペースで実績と自店特性に合わせて変更)、商品の販売数の進捗管理、在庫数の把握など。「顧客・販促担当」はアプリ会員の獲得、自店Instagramフォロワーの獲得について、目標と行動策を共有、Instagram・blogの投稿、イベント集客などです。

店長にとって、適切な担当者を割り振ること、つまり適材適所に人材を配置することも大切な業務ですね。
そのため、本人からやりたいことをヒアリングし、希望に沿ったポジションに就けるようにしています。もしそのポジションを担当するには経験不足と感じたら、責任者は別のスタッフだけど、サポートには回ってもらう。そうやってどうすればやりたいことと業務がマッチするかを考えています。

Q.「営業対策」を立てる上でどんな努力をされていますか?

A.「常に分析と情報収集を欠かさない」

まずは顧客・自社・競合の「3C分析」です。「3C分析」をすることで、「仮説を立て→実践→検証」ができ、振り返りと次の施策の考案がしやすくなりました。
その他に「情報収集」を欠かさないようにしています。収集先は、社内イベント、周辺イベント、天候、ニュースなど。時には同じ施設内で働く他店舗の方に話を聞くこともあります。「情報収集」は営業対策をする材料にもなりますが、接客にも活かされていますね。話の引き出しが増えるので、お客様とコミュニケーションが取りやすくなるんです!

Q.地元の方々にとってフリークスストアはどのようなお店ですか?

A.「個性的なアイテムが揃い、新しい発見をもたらすお店」

オープン当時からご愛用していただいているお客様もいて、長く愛されていると思います。お客様からは、トレンドやベーシックなものだけでなく、個性的でこだわりを感じるアイテムもあり、コーディネートをすると新しい発見があると言われています。
地元の方からも認知されてきていますし、ゆくゆくは岡山にあるセレクトショップの中でNO.1になりたいですね。

Q.休日の過ごし方を教えてください。

A.「連休を取得し旅行へ。よく遊ぶからよく働ける」

私、「よく遊び、よく働く」というデイトナの方針がすごく好きなんです。オンとオフをしっかり切り替え、どちらも一生懸命にした方が人生は楽しいですよね。なので、よく遊んでいます。
連休が取れる時には夫と1〜2泊で国内旅行。ガイドブックを買って下調べをし、美味しいご飯屋巡りをする。長期休暇も取得できるので、半年に一度は帰省して、東京にいる友人や家族と会えることも楽しみに仕事に励んでます!

※本文中の所属・業務内容は2019年8月時点のものとなります。