RYO ONISHI大西 諒

中途入社サービス本部 人事総務部 総務担当

Q.なぜデイトナに入社しようと思ったのですか?

A.「将来を見据えた雇用を考えてくれていると感じました」

僕はデフサッカー(聴覚障がい者のサッカー)の日本代表選手候補として活動しているので、競技活動をメインにしながら仕事ができる「アスリート雇用」のある企業を探していました。それまではIT企業でアプリの開発に携わっていましたが、他の分野に挑戦したくてデイトナを見つけました。以前からFREAK’S STOREで買い物をしていたのも興味を持ったきっかけです。面接では「アスリートとしての短期的・長期的な目標」や「引退後のキャリア目標」を尋ねられました。アスリート契約ではありますが、引退後のキャリアについても考えてくれているなと感じました。

Q.現在の仕事内容を教えてください。

A.「聴覚障がいに対する社内啓蒙のコラムを発信」

アスリート契約をしている僕は競技活動がメインです。ただ、それだけでは自分の業務スキルが上がらないと感じたこともあって、週3日、人事の業務に携わっています。主な担当は、入退社者・異動者の情報をシステムに反映する業務や社内営繕、聴覚障がい者に対する社内啓蒙のコラム発信などです。コラムでは、聴覚障がい者についての知識を増やしてもらったり、聴覚障がい者向けのサービスを紹介したり、店頭で使える簡単な手話を動画で配信したりしています。僕が知る中で、会社全体で手話に取り組むアパレル企業は初めてです。

Q.在宅勤務も増えていると思いますが、実際にデイトナで働き始めて感じることは?また、アパレル企業へ入りたいと思っている障がい者の方に向けて伝えたいことは?

A.「障がいに合わせて得意な業務を任せてくれます」

僕が入社したタイミングでコロナが拡大してテレワークがメインになってしまったのですが、それでも出社する機会が増えてくると、社員同士のかかわりが深い会社なんだなと改めて感じますね。デイトナは障がいに合わせて得意な業務を任せてくれます。僕は聴覚障がいがあるので、電話対応はできません。でもPC作業が得意なのでそうした業務を任せてくれるなど、自分ができることに積極的に取り組ませてくれます。障がいを理由に自分にはできないと決めつけるのではなく、代わりに何ができるのかということを、逆の発想に転換して取り組んでもらえれば良いと思います。

Q.今後の目標を教えてください。

A.「アスリートとしても総務としても結果を出す」

まずはアスリートとして、競技で結果を出すこと。今のところ、開催が決まっているのは2023年に行われるデフサッカーワールドカップのみなので、現在はそれに向けて練習を重ねているところです。ゆくゆくはデフリンピックでメダルを獲得することがアスリートとしての最終目標ですね。引退後のビジョンも常に考えていて、今の総務の仕事だけでなく、将来的にはアプリ開発などにも携わってみたいです。ネットワークの分野でも広くデイトナに貢献できれば良いなと思っています。

※本文中の所属・業務内容は2022年3月時点のものとなります。