HIROKI SUGANO菅野 寛貴

新卒入社営業本部 店舗運営部 部長

Q.これまでの経歴と現在のお仕事を教えてください。

A.「販売スタッフから店長、また新卒採用担当も経験しました。今は店舗運営に関わることすべての責任者をしています」

私は入社10年目なのですが、最初は販売スタッフからスタートして、メンズカテゴリーリーダーの業務や店長を経験した後に、一度新卒採用担当としてバックオフィスも経験しました。3年ほど人事の仕事を行い、営業部に戻り、今の役割についています。現在は、店舗の日々の売り上げや運営状況の管理、またそれぞれの店舗が目指してゆく目標や課題といった積み上げの部分、さらに次はどういうところにお店を出すのか、なぜ出すのかといった戦略的な面も含めて携わっています。

Q.FREAK’S STOREにとって、お店の価値はなんだと思いますか?

A.「モノ(商品)や体験を提供する過程で互いに共有・共感しあって、繋がっていけること」

創業当時から、モノの裏側にある背景や作り手の想いなどを伝えることを大切に行ってきました。
しかし、今は世の中にモノが溢れ、モノの背景(情報)はスマホで簡単に入手できます。
でも、こんな時代だからこそ、これまで行ってきた”伝える力”という強みを生かして、色んな情報を伝え、共有・共感し合い、お客様とスタッフという関係だけではない繋がりを生み出すことができると思っています。

Q.FREAK’S STOREは店舗によって商品の個性が異なる印象があります。

A.「店舗によって異なるお客様のニーズに応えるため、各店舗のスタッフが熱量高く届けたいと思う商品を取り扱っています」

コロナも以前よりは落ち着いてきていて、店舗の出店も再開するなかで、北海道から九州までお店があると、セントラル(本社)のバイヤーが仕入れた商品だけでは、すべてのお店のすべてのお客様をハッピーにするにも限界があり、もっとできることがあるのではないか模索しておりました。そんな時、お店にいるスタッフ自身がいつも来てくださるお客様のことを想像して、この商品なら喜んで頂ける!と思える商品を見つけて自店で販売し、熱量高くお客様に伝えていくのが良いのではないかというような想いから、今のような展開になりました。

Q.一人ひとりのスタッフの意見をどのように社内で吸い上げているのでしょうか?

A.「社内コミュニケーション(SNS)ツール上で、誰でも企画立案出来る仕組みになっており、それを元にプロモーションチームの部署と壁打ちをして、実現まで持っていきます」

社内コミュニケーションツール(SNS)の中に気軽に提案できる掲示板のような機能があって、そこに日々集まるスタッフからの意見を、担当者が確認し店舗に合った実現方法を起案者と一緒に創っていきます。当初は収益など実施へのハードルも高かったのですが、もっと気軽な話し合いのなかから面白いものは出てくると見込んで、エントリーの敷居を低くするようにしました。今では内定者でもエントリーできるようになっているので、年齢や社歴を問わずに挑戦できるコンテンツのひとつになっていると思います。

Q.社内でのコミュニケーションにおいて大切にしていることはありますか?

A.「偏見を持たずに、良い部分を見つけること」

みんなそれぞれ良い部分(得意なこと)もあれば、悪い部分(苦手なこと)もあるので、「これをしたからダメ」とか、「あれをしてないからダメ」などと固定概念をもって接することはなるべくしないように気を付けています。本質的なところを見つめて、相手の良い部分を見つけるようにしています。

Q.一緒に働きたいと思うのはどういう人ですか?

A.「①自分の意思を持っていて、それを表明できる人、②楽観性がある人」

周囲の意見に合わせるだけでなく、好き嫌いをはっきり言える人。「みんなはあっちに行くけど、自分はこっちに行く」とか、自らの意思を表明できる人ですかね。あとは、個人的な好き嫌いの話になりますが、楽観性のある人が好きです。変数が多く先を見通すことが難しいご時世だからこそ、「何とかなるだろう」とか、「ひょっとしたら」というような明るい思考を持っている方は、一緒に仕事をしたくなります。もちろん、裏付けられる根拠や自らの頑張りみたいなものは必要ですけどね。ただ楽観的なだけだと反対に不安になってしまいますからね(笑)

Q.今後目指すべき店舗の姿とはどのようなものだと思いますか?

A.「多数のデジタル活用やオンラインと店舗を繋ぐようなコンテンツはあるにもかかわらず、人間味がプンプンするような店舗にしていきたい!」

デイトナは、店舗DX化に非常に力を入れていると自負しています。もっと活用の幅を増やし、質を高めて、洋服屋とは思えないようなサービスを行っていきたいです。
ただ、人が人に対して行っているのが商売で、本質的には人の心を満たすというのがどんな時代も最終ゴールなのかなと。なので、DX化にも力を入れるし、見たことの無いコンテンツも導入するけど、それがお客様の心のどの部分に響くのかは常に考えながら進めていきたいとは思っています。
そして、そんな目指すべき姿は、いつの時代も変わらないのかなと思います。