KOU ASAKURA朝倉 昂
中途入社DX本部 システムソリューション部 WEB APPLICATION Sec
- Q.今のお仕事について教えてください。
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A.「独自の基幹システムをゼロから開発しています」
今までデイトナには開発部門が存在せず、外部リソースをベンダーコントロールすることでEC・物流・基幹システムの開発及び保守を行ってきました。2021年06月からは自社内に開発部門を立ち上げ、独自の基幹システム「DDP」をゼロから構築するという取り組みを行っています。事業会社の中で、顧客・商品・在庫などの重要な情報を取り扱うことができる、非常にやりがいのある仕事です。
- Q.デイトナのDX推進にはどのような目標があるのでしょうか?
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A.「今後、DDPを中心にEC売上の大幅アップを目指しています」
今後EC売上の大幅アップを計画しています。
この目標を達成するにあたって、自社開発の基幹システムを持つことは事業会社である弊社にとって大きなアドバンテージとなります。
現在、各ブランド・物流・商品企画・EC運用チーム等の現場スタッフと密に協力しながらDDPの内製化を行っており、こちらを基幹システムに置いた各システムとの連携構造が徐々にできつつあります。
今後も更なる連携の高速化や様々な販売施策の実施が可能な機能の構築を目指し、ブラッシュアップして参ります。 - Q.他社のアパレル事業でエンジニアとして活躍された朝倉さんが、デイトナに転職されたのはどうしてですか?
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A.「好きな会社で働きたいという気持ちがずっとありました」
以前からアメカジが好きでエンジニアとして何か貢献できないか考えており、そんな中で出会ったアパレルのオムニチャネル化を推進されていた他社でECの開発経験を積みました。数年後、昔からファンだったデイトナがエンジニアを募集していることを知ってすぐ応募しました。実際に働いてみて、やっぱり思い切って転職してよかったと思っています。システム部門をゼロから立ち上げる取り組みを、それぞれ異なる経験をお持ちの方々と協力して進めることができる現在の環境はとても刺激的です。
- Q.エンジニアとして働くうえで大切な資質はなんだと思いますか?
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A.「コミュニケーションと技術、いずれかが得意な人がいいなと思います」
僕自身、最初は人付き合いが苦手でエンジニアを目指したタイプなのですが、実際に働いてみると技術に向き合うだけではダメで、会社の経営層の方たちとコミュニケーションをしっかりとって、やりたいことを汲み取る力が不可欠なのだと気がつきました。
現在はリーダー職として、フリーランスエンジニア・他部門・他社等の多数の方々と仕事を進めることが多いため、その中で確実に目標達成するべく、事業チームからの要件を正確にキャッチアップし、他部門・他社と綿密に調整し、エンジニアには仕様を詳細にお伝えし、問題発生時は即時フォローしていくことが重要です。
現在はスクラム開発を取り入れて1sprint = 2週間という短いサイクルで開発フローを回しているという点も考慮すると、技術力とコミュニケーション能力どちらかが高ければ、お互いにフォローし合って1つのチームとしてうまく機能させることができると日々実感しています。 - Q.社内のコミュニケーションにおいて大事にしていることはなんですか?
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A.「みんなが自由に発言できる場を作って、良い雰囲気になるように心がけています」
変な気を遣って黙らないようにというのはいつも意識しています。これは自分だけが好き放題言うのではなく、相手の意見や気持ちを尊重することでお互いに本音を言い合える環境を作るということ。会社だけでなく、家族や友人とのコミュニケーションにおいても大切にしていて、とにかく否定をしない、プレッシャーを与えない。「相談したいことがあったら、なんでもいいからすぐ話して下さい」と伝えるようにしていて、頂いた苦情・不満・提案は、真意を明確にした上で即座にチームメンバーに相談して改善活動を行い、全員が気持ちよく働ける職場を心がけています。
もう一つ大事にしているのは、山本五十六という方の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という言葉。曖昧なインプットは曖昧なアウトプットしかもたらさないので、一人ひとりに合わせて綿密にコミュニケーションを重ねながら丁寧に作業依頼を行っています。その上で、理解が早い人には少しずつ指示を減らし、信頼して仕事を任せていく。そうやってお互いに納得した上で仕事を進めるように意識しています。
- Q.DXの目線で今後の目標を教えてください。
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A.「実店舗とECの垣根をなくすシステムを作りたい」
ある日、僕が個人的によく行くお店のスタッフさんが、「最近は店舗で試着した商品をみんなECで買っていく」と嘆いているのを聞き、とてももったいないことだと感じました。豊富な商品知識を駆使して丁寧に接客しても、ECで購入されてしまうとその人の成績にはならない。もちろん時間や場所を気にせずに買うことのできるECは絶対的に便利ですが、0を1に変える力があるのは店舗だと思うんです。自分が知っているものや興味のあるものはネットで検索すれば出てきますが、知らないものはいくら検索しても辿り着けない。一方で、街で見かけたお店に入って、たまたま目に入った商品に惹かれて購入するという体験はとても貴重です。どちらも絶対になくてはならないものだと思うからこそ、その二つをシームレスにつなげるために更なるDXを進めていくことが、僕の一番の目標だと思っています。